本の紹介:『埼玉県史料叢書12 中世新出重要史料二』

こんにちは、不識庵です。

ちょっと前に出た本ですが、あまり知られていないようなので、ご紹介したいと思います。

『新編埼玉県史』編纂以後、新たに確認された関係史料1200点余を掲載しています。

本書には、明応5年から天正18年までの史料が収録されています。大石氏、三田氏、古河公方、太田氏、渋江氏、佐々木氏、一色氏、野田氏、北条氏照、北条氏邦、北条氏房などに関係する史料です。

『新編埼玉県史』資料編6中世2古文書2と合わせ、武蔵国の戦国時代を調べる上で欠かせない史料集といえます。

2014年3月刊 A5判 404頁(ほか巻末に叢書11と12の史料別目録計91頁あり) 2160円
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図録紹介:埼玉県立嵐山史跡の博物館

『戦国を生き抜いた武将たち』

A4版32頁 フルカラー 平成28年10月24日発行 400円

【目次】戦国時代の北武蔵(北武蔵地域略年表)/一小田原北条氏による支配(戦国時代末期の城館分布)/二北武蔵の国衆たちの動向(コラム北条氏と縁組した藤田氏ゆかりの刀)/三出土資料からみた戦国時代の城(コラム「土器」と「だみ土器」)/四小田原合戦と武将たち/小田原合戦後の武将たち

本書は、同名企画展の図録です。昨年発行のものですが、先日入手しました。
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北武蔵の上田氏、成田氏、藤田氏、太田氏らの動向をメインに据えた内容です。しかし、大部分は北条氏による北武蔵支配の様相を時系列で追ったものです。その点では、概要を知るには便利だと思います。文献よりは、考古資料をもちいた「三」節、とくにコラムを興味深く読みました。また、刀のコラムもあって、その方面が好きな方は見逃せないでしょう。

買って良かった? ★★★☆☆

→ 埼玉県立嵐山史跡の博物館