上杉氏関係参考文献

上杉氏に言及する著作物を取り上げました(入手したもののみ)。ただし、論文集は上杉氏中心のものに限っています。(令和5年5月20日更新)
 
著作
著作者 タイトル 出版者 刊行年
池田嘉一 史伝上杉謙信 中村書店 1971
児玉彰三郎 上杉景勝 私家本 1979
渡辺三省 直江兼続とその時代 野島出版 1980
井上鋭夫 上杉謙信 新人物往来社 1983
室岡博 上杉謙信とその風土 考古堂 1983
小林計一郎 武田・上杉軍記 新人物往来社 1983
井上鋭夫 謙信と信玄 至文堂 1988
黒田日出男 謎解き 洛中洛外図 岩波書店 1996
渡辺三省 正伝直江兼続 恒文社 1999
矢田俊文 上杉謙信(紹介あり) ミネルヴァ書房 2005
片桐昭彦 戦国期発給文書の研究 高志書院 2005
栗原修 戦国期上杉・武田氏の上野支配(目次あり)
岩田書院 2010
今福匡 上杉景虎 宮帯出版社 2011
木村康裕 戦国期越後上杉氏の研究(目次あり) 岩田書院 2012
渡邊三省 本庄氏と色部氏 戎光祥出版 2012
石渡洋平 上杉謙信 戎光祥出版 2017
今福匡 上杉謙信 「義の武将」の激情と苦悩 星海社 2018
山田邦明 上杉謙信 吉川弘文館 2020
今福匡 「東国の雄」上杉景勝 KADOKAWA 2021
上杉謙信の伝記といえば、まず井上鋭夫著『上杉謙信』があげられます。これは人物往来社の「日本の武将」シリーズの第35巻として刊行されたものの新装版です。最近出た吉川弘文館の人物叢書『上杉謙信』は必読。また今福匡『上杉謙信』も丹念に調べ上げた労作。
博物館等の図録
タイトル 出版者 刊行年
上杉謙信展 上杉神社・日本経済新聞社 1969
戦乱の世を彷彿させる上杉の鎧と火縄銃 財団法人宮坂考古館 1999
新発見川中島合戦図屏風の世界 米沢市上杉博物館 1994
上杉家の至宝 米沢市上杉博物館 2001
国宝上杉本洛中洛外図屏風 米沢市上杉博物館 2001
上杉家の至宝二 米沢市上杉博物館 2002
国宝上杉家文書図説-古文書が語りはじめた- 米沢市上杉博物館 2003
戦う上杉氏 米沢市上杉博物館 2003
一向一揆と上杉謙信 鳥越村一向一揆歴史館 2004
川中島の戦い いくさ・こころえ・祈り 長野市立博物館・真田宝物館 2004
上杉謙信 米沢市上杉博物館 2005
上杉景勝-転換の時代を生き抜いた人生 米沢市上杉博物館 2006
直江兼続 米沢市上杉博物館 2007
武田・上杉・信濃武士 長野県立歴史館 2007
天地人-直江兼続とその時代- NHKプロモーション 2010
図説 直江兼続 人と時代 米沢市上杉博物館 2010
上杉家家臣団 米沢市上杉博物館 2010
上杉氏のルーツ~関東管領上杉家~ 米沢市上杉博物館 2011
戦国のメモリー~合戦図屏風と上杉の記録~ 米沢市上杉博物館 2013
関東三国志 越相同盟と北条氏邦 鉢形城歴史館 2014
上杉謙信と武田信玄 川中島の戦い 新潟県立歴史博物館 2017
謙信 越中出馬 富山市郷土博物館 2017
越山 上杉謙信侵攻と関東の城 埼玉県立嵐山史跡の博物館 2018
直江兼続 ー兼続と新時代を切り開いた人たちー 米沢市上杉博物館 2018
戦国時代の庄内 公益財団法人致道博物館 2019
関東管領上杉謙信 米沢市上杉博物館 2020
戦国京都と上杉家 米沢市上杉博物館 2022
上杉景勝と関ヶ原合戦 米沢市上杉博物館 2023
上杉氏関係の展示図録はあまりありませんでしたが、近年では米沢市上杉博物館ががんばっています。ただ展示の期間が降雪期なので、もう少し時期をずらしてほしい。一度1月に行ったら、濡れるわ、転ぶわで大変でした。

最近は、越後周辺の図録が面白い。

なお図録については、『日本中世史研究事典』(東京堂出版、1995年)に「日本中世史関係展示図録リスト」(1994年までの情報)が参考になります。

論文集など
著作者 タイトル 出版者 刊行年
藩政史研究会編 藩制成立史の綜合研究 米沢藩 吉川弘文館 1963
阿部洋輔編
戦国大名論集9上杉氏の研究
吉川弘文館
1984
花ヶ前盛明編
直江兼続のすべて 新人物往来社
1993
池享・矢田俊文編
定本上杉謙信(目次あり)
高志書院
2000
花ヶ前盛明編
上杉謙信大事典コンパクト版
新人物往来社
2002
池享・矢田俊文編
増補改訂版上杉氏年表
為景・謙信・景勝
高志書院
2007
新潟県立歴史博物館編
新潟県立歴史博物館研究紀要第5号(特集上杉謙信の総合的研究)
新潟県立歴史博物館
2004
矢田俊文編 直江兼続 高志書院
2009
福原圭一・前嶋敏編 上杉謙信 高志書院 2017
上杉氏の論文集といえば、『上杉氏の研究』を一番に取り上げることになります。それ以降となると、『定本上杉謙信』『上杉謙信』でしょうか。後北条氏や武田氏・今川氏などと比べて専論が無いのがさみしいです。逆に言えば、まだまだやることは多いのではないでしょうか。
         
       TOP     
    
© 2024 戦国史研究の窓, All rights reserved.