イスラエル軍 マガフ6Bガル

マガフ6Bガル 1/35 モン・モデル

マガフ6は、米国製のM60をベースとしてイスラエル軍が改修、使用した戦車です。マガフ6Bは、マガフ6A(ほぼM60A1)を、エンジンを換え、ブレイザー ERAを装着し、さらに60mm迫撃砲、機銃、発煙弾発射機などを追加したものです。そして、マガフ6Bガルは、マガフ6BのFCS(射撃統制システム)をガルに変更し、主砲砲身に放熱用サーマルジャケットを装着、砲塔後部のバスケットを大型化するなどして外観も変わっています。

イスラエル軍の車輛は、戦訓を得るたびに頻繁に改修しますのでややこしいですね。各メーカーからマガフ6系統が出ていますが、どこが違うのかわかりにくいです。すべて作って違いを楽しみたいと思っていますが、遅々とした製作ペースではいつのことになるやら。

久しぶりに組み立てが完了したので、お披露目させていただきます。

マガフ6Bガルが一番気に入っていたので、1万超えは痛いけれど、発売された途端に買いました。

いきなり、足回りの組み立てで失敗してしまいました。転輪の位置が低すぎたようなんです。次に履帯がくせもので、連結式なんですが、ピンがはずれやすいし、履帯パーツの中に不整形なものもあってバラバラになりやすい。結局、履帯は巻き付けてガチガチに固定しました。転輪の位置も違うのか、巻き付けても何だかダルくなってしまっています。後で思ったのですが、履帯パーツ数には結構余裕があったので、不整形なものはできる限り弾いた方が良いです。

現代戦車は、履帯のテンションを高めてピンと張っているので、ベルト式でいいんじゃないかと思います。というか、ベルト式にして、価格を下げ、組み立て時間を減らす方が良いと思います。

でも、砲塔周りの組み立ては面白いし、組み上がると格好が良い。

これで上手く塗装が出来れば良いんだけれども。

1/35 日本海軍陸戦隊 ヴィッカース・クロスレイM25

1/35 日本海軍陸戦隊 ヴィッカース・クロスレイM25

イギリス製の四輪装甲車です。日本は、直接イギリスから購入して、上海特別陸戦隊に配備しました。

上海にあった日本租界には、昭和10年当時2万8千人を数える日本人がいたそうです。日本海軍特別陸戦隊は、上海の日本人とその財産・利権を守るために防衛任務に就きました。

クロスレイM25は、昭和3年頃から順次上海に陸揚げされて合計9輌が「毘式装甲車」として編成されたそうです。

詳しくは、『上海海軍特別陸戦隊写真集』をご覧ください。

下図は、塗装図ですが、2種類あります。実際は土草色に塗られていたようです。

組み上がった状態です。

7.7㎜機銃の銃口を開けてみました。ボールマウントでどの方向にも向けることが出来ます。接着しないと組み立て説明書にはありましたが、あらぬ方向に向いてしまって間抜けに見えるために固定しました。

砲塔の頂上には照光器が取り付けられますが、戦闘中は内部に納めているようなので付けていません。


ライトの下に更に補助ライト(?)が装備できますが(下絵参照)、実車写真では外されていて、取り付け支柱のみとなっていることが多いために、そのようにしてみました。それとナンバープレート(?)には海軍章を付けていますが、これは第二次上海事変で見られる状態です。第一次では付いていません。海軍章もパーツにあったので付けてみました。なお、ライトにはクリアーパーツでガラス面が付きます。

一応内部もあります。簡単な作りです。

一方、エンジンはやたらに細かいです。

現在の製品は、海軍陸戦隊仕様か陸軍仕様のいずれかを選択して作ることが出来ます。

1/35 陸上自衛隊 16式機動戦闘車 その2

16式機動戦闘車 1/35 タミヤ その2

久しぶりに再開しました。

その1はこちらへ

車体はほぼ組み上がっていて、砲塔を残すばかりとなっていました。なかなかやる気が出なかったのですが、家に持ち帰った仕事から逃れるべく手を出してしまいました。いわゆる現実逃避ということです。

しかし、さすがタミヤだと思いました。ゲート処理をすればほぼ無修正でサクサクと組み上がります。リハビリにはストレスが無くて良いですね。

ゲート処理もゴッドハンドのアルティメットニッパーを使えば、跡は紙ヤスリでちょっとこすってやればOKです。

車体後部には、手摺りや工具類が付きます。手摺りは若干下向きになります。

砲塔ハッチの中に見える部品は、フィギュアの足場ですね。ハッチを閉める方は付けなくてもいいでしょう。

発煙弾ですね。ちょっと処理が粗かったみたいです。アップは怖いですね。


車輪は前4つが連動します。ゴム製のタイヤも良い感じです。少し汚せばそのままでいいんじゃないでしょうか。

組み上がりました。砲身の先端が金色に光っています。パッションモデルズのマズルブレーキに付け替えてみました。

というのも、マズルブレーキにはらせん状の穴が開いているのですが、模型では表現されていません。タミヤはガイドを貼り付けて、すべての穴を開けるように指示しています。はっきり言って無理です。至難の業です。そこですぐに発売されたパッションモデルズのマズルブレーキを手に入れました。

見事な出来映えです。ライフリングもばっちりです。

長さも良いです。なおキットは先端を取り付けていません。さて付けるためには、当然置き換える部分を切り離す必要があります。そこで、ノコギリの登場です。

タミヤの精密ノコギリです。これで切れるのかなぁ。

切れました。次は切り口を平らにしてから、穴開けです。これはルータを用いてさっさと開けました。

現物合わせをしながら慎重に穴を広げていきます。真ん中に開けるのが結構難しく、時間がかかりました。

このマズルブレーキを付けるときは注意が必要です。何と向きがあるのです。上の写真に写る16式の写真は添付のカラーガイドに載っていたものです。ちょうどマズルブレーキの拡大写真があり、よく見るとマズルブレーキの根元に穴のようなものがあることが分かります。これが車輌に向かって左側だけにあります。パッションモデルズのマズルブレーキにもちゃんと再現されています。パッションモデルズには説明などありませんでした。危なかった。向きに気をつけて瞬間接着剤で付けます。

結構疲れました。付け替えれば見栄えは良くなりますが。真っ直ぐ、かつ真芯に付けるのは難しいです。

実はこのパッションモデルズのマズルブレーキが出た直後にタミヤから砲身が別売りされ、もう少し待っていればと悔しい思いをしました。時間と出来映えを考えればタミヤの砲身がおすすめですね。ただしライフリングは切られていませんし、左側の穴も開いていないことにご注意を。

さあ、後は塗るだけです。

改修されたC5タイプも登場しました。砲塔後部のエアコンユニットやクリーニングロッドケース、増設されたアングル、アンテナガードなど、C5の特徴をとらえて再現され、さらに牽引用ウインチを備えたタイプです。

         
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