陸上自衛隊 60式装甲車
1/35 ファインモールド

ファインモールドでは、昭和に活躍した自衛隊車輌を出しています。この60式装甲車の後には、高機動車や61式戦車が発表されました。てっきり、製品化していた73式小型トラック(無反動砲装備)と掛け合わせて、60式自走無反動砲が発表されると思っていました。
60式自走無反動砲はアオシマから1/72で出ましたので、談合があったのかなと憶測しています。ですが、ぜひ1/35で出してほしいと思います(後で出ました)。
さて60式装甲車ですが、製品としては小さく、すぐに形が出来ると思っていました。しかし、車体は箱組なので、どこかしら隙間が出来ます。そこは丁寧に埋めていく必要がありました。車体が出来てしまえば、あとはくっつけていくだけです(口で言うのは簡単ですが)。なおエッチングパーツも入手しました。

中央に見える排気口は穴を開けています。この辺は、部隊、時期により仕様が異なっており、製品もマーキング(塗装)によって選択出来るようになっています。
現在の自衛隊における装甲車は装輪式に移行しつつあり、装軌式が退役しつつありますが、道路が破壊された場合はどう対応するのでしょうか。市街戦ともなればガレキの山となる市中を移動するには、やはり装軌式の方が有利なのではと思いますが、どうなんでしょうか。

機銃は開口しています。また排気口も穴を開けています。これだけでリアル感が増します。

前面の合わせ目は、下部の装甲板の端が出るようになります。実車の写真を参考にした方がよいでしょう。
合わせ目はウェーブの黒い瞬間接着剤で埋めています。この瞬間接着剤は乾燥後のヒケがほとんどなく、乾燥後は切削が簡単なので、大変便利でよく使っています。


底面と側面の合わせ目も意外と気になります。

背面と側面の合わせ目は、実車の写真を見ると溶接痕がかなり目立ちます。中はがらんどうです。
組み立て完了しました!

ライトガードのエッチングには手こずりました。形を整えるのが私には難しかった。何度も付けたり、外したりしました。白い瞬間接着剤の跡が苦労を物語っています。
それと、ワイヤーなんですが、説明書通りの長さでは長すぎます。実車では、写真を見る限り、ピンと張っています。私も、付けてみて長いなと思い、少し切ったのですが、たるんでしまいました。
後は塗るだけですが、とりあえず本棚に飾っております。令和6年8月