1/35 日本海軍陸戦隊 ヴィッカース・クロスレイM25

1/35 日本海軍陸戦隊 ヴィッカース・クロスレイM25

イギリス製の四輪装甲車です。日本は、直接イギリスから購入して、上海特別陸戦隊に配備しました。

上海にあった日本租界には、昭和10年当時2万8千人を数える日本人がいたそうです。日本海軍特別陸戦隊は、上海の日本人とその財産・利権を守るために防衛任務に就きました。

クロスレイM25は、昭和3年頃から順次上海に陸揚げされて合計9輌が「毘式装甲車」として編成されたそうです。

詳しくは、『上海海軍特別陸戦隊写真集』をご覧ください。


下図は、塗装図ですが、2種類あります。実際は土草色に塗られていたようです。

組み上がった状態です。

7.7㎜機銃の銃口を開けてみました。ボールマウントでどの方向にも向けることが出来ます。接着しないと組み立て説明書にはありましたが、あらぬ方向に向いてしまって間抜けに見えるために固定しました。

砲塔の頂上には照光器が取り付けられますが、戦闘中は内部に納めているようなので付けていません。


ライトの下に更に補助ライト(?)が装備できますが(下絵参照)、実車写真では外されていて、取り付け支柱のみとなっていることが多いために、そのようにしてみました。それとナンバープレート(?)には海軍章を付けていますが、これは第二次上海事変で見られる状態です。第一次では付いていません。海軍章もパーツにあったので付けてみました。なお、ライトにはクリアーパーツでガラス面が付きます。

一応内部もあります。簡単な作りです。

一方、エンジンはやたらに細かいです。

【ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ 日本海軍 陸戦隊 クロスレイ M25 装甲車 プラモデル G53】

現在の製品は、海軍陸戦隊仕様か陸軍仕様のいずれかを選択して作ることが出来ます。

1/35 イスラエル軍 ティラン5

ティラン5 1/35 タミヤ

ティラン5は、第三次中東戦争でイスラエル軍が大量に鹵獲したTー54/Tー55戦車のうちTー55をベースとして改修して制式化されたイスラエル軍の戦車です。主砲は、マガフやショットと同じL7 105mm ライフル砲に換装されています。砲塔には大型の雑具箱が付けられ、友軍戦車であることが識別できるようにされています。その後、イスラエル国産のメルカバの配備にともない退役したようです。

もう7年ほど前に購入したものですが、この度ようやく組み立てが終わりました。

まず履帯ですが、ベルト製のため自然なタルミが付けられないと考え、タコムの連結式履帯を使ってみました。接着剤でつなげて、転輪に巻き付けて、塗装のために外せるように試みたのですが、失敗しました。ポロポロと外れてしまいました。

今思えば履帯に剥離剤が付着していたのかもしれません。洗浄すれば良かったです。

仕方が無いのでそのまま転輪に巻き付けて接着剤でガチガチに付けました。この作業で大部時間が掛かりました。

【タコム 1/35 ロシア軍 ロシア中戦車T-55用 履帯OMSh プラモデル用パーツ TKO2092】

組み立てが終わりました。履帯以外は、サクサクと進みました。


ワイヤーロープは、モデルカステンのソフトステンレスワイヤー1㎜に変更しています。

【モデルカステン ソフトステンレスワイヤー 線径1.0mm/1.5m入り 模型用ワイヤー SS-01】


砲塔と車体の後部にはバスケットが付きます。内側には押し出しピン跡があるので、処理が必要ですね。何か載せてしまうのも手です。また、砲塔のバスケットを取り付ける時には砲塔に穴を開ける必要があるのですが、現物合わせで開けた方が良いと思います。説明書通りの場所に開けたら、少し幅が狭くなってしまい、バスケットが歪んでしまいました。

他にも穴を開ける所がありますので、ピンバイスは必須です。

フェンダー上の燃料タンクについては、配管を再現しようと思って、資料も集めたのですが、とにかく組み上げることを優先したため見送りました。


後に発売されたミニアートのチラン4シリーズなどと比べるとあっさりした感じが否めませんが、時間のない私にはちょうど良いと思いました。

【タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.328 イスラエル軍 戦車 ティラン5 プラモデル 35328】

1/35 陸上自衛隊 16式機動戦闘車 その2

16式機動戦闘車 1/35 タミヤ その2

久しぶりに再開しました。

その1はこちらへ

車体はほぼ組み上がっていて、砲塔を残すばかりとなっていました。なかなかやる気が出なかったのですが、家に持ち帰った仕事から逃れるべく手を出してしまいました。いわゆる現実逃避ということです。

しかし、さすがタミヤだと思いました。ゲート処理をすればほぼ無修正でサクサクと組み上がります。リハビリにはストレスが無くて良いですね。

ゲート処理もゴッドハンドのアルティメットニッパーを使えば、跡は紙ヤスリでちょっとこすってやればOKです。

車体後部には、手摺りや工具類が付きます。手摺りは若干下向きになります。

砲塔ハッチの中に見える部品は、フィギュアの足場ですね。ハッチを閉める方は付けなくてもいいでしょう。

発煙弾ですね。ちょっと処理が粗かったみたいです。アップは怖いですね。


車輪は前4つが連動します。ゴム製のタイヤも良い感じです。少し汚せばそのままでいいんじゃないでしょうか。

組み上がりました。砲身の先端が金色に光っています。パッションモデルズのマズルブレーキに付け替えてみました。

というのも、マズルブレーキにはらせん状の穴が開いているのですが、模型では表現されていません。タミヤはガイドを貼り付けて、すべての穴を開けるように指示しています。はっきり言って無理です。至難の業です。そこですぐに発売されたパッションモデルズのマズルブレーキを手に入れました。

見事な出来映えです。ライフリングもばっちりです。

長さも良いです。なおキットは先端を取り付けていません。さて付けるためには、当然置き換える部分を切り離す必要があります。そこで、ノコギリの登場です。

タミヤの精密ノコギリです。これで切れるのかなぁ。

【タミヤ クラフトツールシリーズ No.105 精密ノコギリIII (カット用) 74105】

切れました。次は切り口を平らにしてから、穴開けです。これはルータを用いてさっさと開けました。

現物合わせをしながら慎重に穴を広げていきます。真ん中に開けるのが結構難しく、時間がかかりました。

このマズルブレーキを付けるときは注意が必要です。何と向きがあるのです。上の写真に写る16式の写真は添付のカラーガイドに載っていたものです。ちょうどマズルブレーキの拡大写真があり、よく見るとマズルブレーキの根元に穴のようなものがあることが分かります。これが車輌に向かって左側だけにあります。パッションモデルズのマズルブレーキにもちゃんと再現されています。パッションモデルズには説明などありませんでした。危なかった。向きに気をつけて瞬間接着剤で付けます。

結構疲れました。付け替えれば見栄えは良くなりますが。真っ直ぐ、かつ真芯に付けるのは難しいです。

【パッションモデル 1/35 16式機動戦闘車用 105mm砲マズルブレーキ (MM35361用) プラモデル用パーツ P35-141】

実はこのパッションモデルズのマズルブレーキが出た直後にタミヤから砲身が別売りされ、もう少し待っていればと悔しい思いをしました。時間と出来映えを考えればタミヤの砲身がおすすめですね。ただしライフリングは切られていませんし、左側の穴も開いていないことにご注意を。

【タミヤ 1/35 ディティールアップパーツシリーズ No.86 陸上自衛隊 16式機動戦闘車 メタル砲身 プラモデル用パーツ 12686】

さあ、後は塗るだけです。

【タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.361 陸上自衛隊 16式機動戦闘車 プラモデル 35361】

         
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