1/35 日本陸軍 一式砲戦車

一式砲戦車 1/35 タミヤ

製品名は一式砲戦車ですが、一式7㎝半自走砲というらしいです。前作の九七式中戦車新砲塔チハと並行して作っていましたが、迷彩塗装を終えたところで、中断していました。その後、三式、五式と手を付けてしまい、これらもまた塗装待ちとなっている状態です。
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組立ては、転輪ゴムの溝彫り以外は手を加えていません。塗装も筆塗りです。
塗料は、クレオスのMr.カラー特色セット日本陸軍戦車前期迷彩色カラーセットと日本陸軍戦車後期迷彩色カラーセットを使用しています。3/4つやけしとなっていて、少し光沢感があるかなという感じですが、最終的につや消しを吹いてしまったのでわかりません(笑)。色は次の通りです。

前期迷彩色:緑色、茶色、陸軍カーキ
後期迷彩色:土地色、草色、枯草色 

黄帯の入った前期迷彩色にしまして、色は茶色・緑色・土地色です。ここで分かった人は手を挙げて。そうです。前期と後期の両方を買わないとだめなんですね。どんな商売なんだ!それに臭い。これをエアスプレーで吹くなんて信じられん(持っていない者のひがみか。後で手に入れましたけれど)。でも調色しないで良いので、大変便利です。

※現在【クレオス日本陸軍戦車前期迷彩色カラーセット】と【クレオス日本陸軍戦車後期迷彩色カラーセット】は商品としてなく、各色は単品で販売されています。よって無駄な買い物をしなくとも良いようになりました。
C522 土地色 日本陸軍戦車色後期迷彩色(旧:TC13)(アマゾン商品ページへ)
C523 草色 日本陸軍戦車色後期迷彩色(旧:TC14)(アマゾン商品ページへ)
C524 枯草色 日本陸軍戦車色後期迷彩色(旧:TC15)(アマゾン商品ページへ)
C525 緑色 日本陸軍戦車色前期迷彩色(旧:TC16)(アマゾン商品ページへ)
C526 茶色 日本陸軍戦車色前期迷彩色(旧:TC17)(アマゾン商品ページへ)
C527 陸軍カーキ 日本陸軍戦車色前期迷彩色(旧:TC18)(アマゾン商品ページへ)

とにかく今回完成したことで、肩の荷が一つおりた感じがあります。最近は、八九式やサイバーホビーで出た特二式内火艇などを入手したため、またモチベーションが上がってきました。それにともない、仕事がたまりつつあります。
一式砲戦車 1/35 タミヤ(アマゾン商品ページへ)

 

本の紹介:戦国人名辞典

こんにちは、不識庵です。

「こんにちは」と言っても、いま夜ですが。
だいたい平日は仕事から帰って食事をすると、もうダウンです。年かな。

さて、今回紹介したい本は、『戦国人名辞典』です。この手の辞典は、あちらこちらの出版社から出ていますが、これは吉川弘文館が出したものです。
本体価格は、何と18,000円もします。これに消費税がプラスです。お高い。1216頁と分厚いです。

アマゾンで見ると、古本でも手に入るようですね。レビューはかなり低い。

『戦国人名辞典』(吉川弘文館)(アマゾン商品ページへ)

その理由は、内容が偏っているためです。版元の解説を見ると、北条・武田・上杉・今川・徳川などの大名とその家臣を中心としているとあります。そもそも、この辞典は戦国史研究会という学会の会員が主体となっています。ですので、とくに北条氏の家臣はすべて網羅されているといっても過言ではありません(戦国史研究会の前身は後北条氏研究会です)。
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これを知らずに買ってしまったのでしょう。約2万円は痛いよね。でも東国のことを調べる人は、持っていないとだめですよと言いきれるほどの充実した内容があります。一つは、古文書を中心とする史料に依って執筆されていること。そんなの当たり前じゃんと言うあなた。他の辞典を見てみなさい。違いがわかるでしょ。また典拠が明らかであること。紙幅に余裕があれば、集めた資料すべてを載せる勢いだった人もいました(誰?)。

執筆者は一から文書を集め、並べ、解釈して、執筆しているのです。実は私も執筆者の一人でした。誰これ、という人物を調べるのは大変。また有名な武将で史料がありすぎても大変、でした。

執筆者によって、内容にずれがある場合があります。本来ならば、すりあわせる必要があったと思います。しかし、この辞典は、当時最先端の研究者が執筆した最新の成果であり、項目の一つひとつが言わば研究なわけです。違いを見つけたならば、なぜ意見が違うのか、さらに調べる楽しみ(?)もあります。おざなりの辞典よりかは、なんぼかマシでしょ。

もう2006年というだいぶ前に刊行された辞典ですが、今ふと本棚にあるコイツを見て、当時の苦労というか、面倒だったなという感慨がこみ上げてきて、また版元では在庫僅少ともありましたので、今頃ご紹介いたしました。

買わなくても良いです。図書館で見て、使ってください。
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図録紹介:敦賀市立博物館

特別展『大谷吉継と西軍の関ヶ原』

盟友石田三成のために関ヶ原合戦に臨んだ義の人

A4版 フルカラー 平成28年7月23日発行

【目次】第1章 大谷吉継の決断(コラム大谷吉継と徳川家康、コラム佐和山会談の真相/深層)/第2章 大谷吉継の戦略(コラム大谷吉継情報戦を制す?)/第3章 大谷吉継の覚悟(コラム「関ヶ原合戦」の4ヶ月間)/第4章 大坂の陣へ(コラム大谷吉隆、コラム大谷吉継の家族とその行方)
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特別展「大谷吉継と西軍の関ヶ原」は、それまでに同館で開催された「盟友~石田三成と大谷吉継」(平成18年度)、「近世敦賀の幕開け~吉継の治めた湊町」(平成22年度)、「大谷吉継~人とことば」(平成27年度)に続く展示です。

よくまとめられた内容で、吉継が関ヶ原合戦に至る経緯がわかります。資料の中心は後世にまとめられた軍記物ですが、勝者側の資料である事を踏まえて内容を解釈し、どなたでもわかるように解説が工夫されています。本書は関ヶ原合戦をめぐって後世に伝えられた吉継の人となりが、どのように資料で確認されるのかについて追っており、現時点では最先端の解釈となるでしょう。ファンならば、吉継の実像に迫るコラム群は必読ですよ。

買って良かった? ★★★☆☆

敦賀市立博物館

         
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